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筑波大学 体育学専攻の大学院生にインタビュー!

名古屋大学から白谷塾のオンラインを主に担当している、岩本です!

白谷塾オンライン教室では、
生徒から「話を聞きたい!」と要望があった学部の大学生の先輩に
ガッツリインタビューをする!という企画を定期的に実践しています。

今回は、
大学4年間→『筑波大学 体育専門学群』で、
大学院生の現在→『筑波大学大学院 人間総合科学研究科 博士前期課程 体育学専攻』に在学中の
都甲さんのインタビューをまとめましたので、
進路の参考にされてください!

1. 筑波大学 体育学専攻の卒業後の進路は?

こんにちは!
筑波大学 大学院 修士2年
都甲なおひろです!
よろしくお願いします!

よろしくお願いします!
体育学に進んだ後の進路とか、
知りたい方多いと思うのですが、
都甲さんは、
どのような進路に進まれるのですか?

僕は宮崎県に戻って
高校の体育の先生になろうと考えています!

「体育学専攻」になると、
「学校の体育の先生」というイメージが強いのですが、
やっぱり体育の先生を目指す方が多いんですか?

そう思われがちなんですけど、
実はそんなことはなくて…
体育学専攻の半分以上の学生が
一般企業に就職します!
僕も入学前は一般企業といっても
「スポーツメーカー」などに
進む人が多いと思っていたのですが、
実際僕らの代でいうと、
金融関係などの営業職に進む人が多いです!
「体育」を使う仕事というよりは、
筑波大学は「部活動」が盛んなので、
部活を通して培った人間性
評価されて就職先が決まる
というケースが多いように思えます。
部活をやっていると、
人間関係やコミュニケーション能力が磨かれて
営業などに活かせるというイメージはあります!

2. 体育学系の部活動ってどんな感じ?

そうなんですね!
「部活」の話が出たところなんですけど、
筑波大学の部活といったら、
オリンピック選手や、
全日本に選ばれるような選手を
数多く輩出していて、
「普通」というか、「一般的」なレベルの学生はどうしているんだろう
と気になるんですけど、筑波大学の部活動はどんな感じなんですか?
部活ではなく、サークルに入る人とかもいるんですか?

まず部活は強制ではないのですが、
筑波大学の体育学群の学生で
サークルに入る人はほとんどいないですね。
部活動をガッツリやる人が大半だと思います。

自分はサッカー部に所属しているのですが、
部員は160人ぐらいいますね。
うちのサッカー部は自主運営という形で、
5〜6チームぐらいで構成されています。
トップチームがいい時間帯で練習して、
下のチームになるほど朝練になるって感じですね😅

自主運営というのは、
もともと学部4年生が 選手 兼 監督 みたいな立場で運営していたのですが、
僕が3年生になった時から、大学院生がコーチとしていてくださるようになったので
今の環境はすごくよくなりましたね。

部活動はガッツリやる感じなんですね。
勉強との両立はできるんでしょうか?
例えば、学
部時代はどんな生活感になるんですか?

3. 学部生は何を学ぶの?

勉強ももちろん大事にしています。
学部1・2年生では、だいたい1日5コマぐらいの授業で
英語、国語、情報などの教養科目に加えて
少しずつ体育の専門の基礎科目がある感じです。

学部3年生からは研究室に配属されるのですが、
体育でも大きく「文系」「理系」「コーチング系」の3つに分かれるイメージです。

コーチングはわかりやすいですね。
野球、サッカー、バレーのコーチングに関する勉強になります。

体育の理系で言うと、
スポーツ生理学、スポーツ生化学、スポーツ栄養学など多様に分野があり、
わかりやすい例を挙げると、マウスを使った研究などのイメージですね。

体育の文系で言うと、
スポーツ社会学、スポーツ政策学、スポーツ産業学などがあります。

スポーツ社会学、スポーツ政策学、スポーツ産業学とか、
あんまりイメージがわかないんですけど、
どういった学問になるんですか?

スポーツが社会、政治、地域、産業に与える影響についての学問ですね!
例えば、「マラソン大会が地域産業にどのように影響を与えているか」とか
スポーツビジネス「Jリーグのスタジアム収入がどうなのか」とか、
スポーツを通して経済や産業を学ぶという分野になります。

とてもよくわかりました!
体育の理系でいうと、マウスを使った実験などとおっしゃってましたが、
具体的にどういった事をするのですか?

マウスを使った実験では、
マウスの筋肉の動きを観察したりだとか、
これを食べさせたらどうなるかを試したりだとか
そういった内容になります。

授業でやったものでいうと、
自分たちの食事を記録して経過観察をする
みたいなことをしました!
どのように栄養バランスを取るのかだったり、
どのぐらいカロリーを摂取すればいいのかを考えたり
といった内容でした。

僕自身は、
「内科系のスポーツ医学」が専門でした。

医学!?それってどういった内容になるんですか?

まず、スポーツ医学にも
内科系外科系があって
○外科系:リハビリやトレーニングなど、よくイメージしやすいもの
○内科系:循環器系など。運動した時の血管が柔らかくなる、みたいなもの

僕がその分野に進んだ理由は、
現在、脳血管疾患や、心血管疾患など、血管関係の病気が多いので、
「運動すれば、血管が柔らかくなり、血管の疾患を防げるよ!」
といったメッセージを発信したくて、
その証拠(エビデンス)のために研究する、といったものです。

4. 大学院の生活はどんな感じ?

そんな分野があるんですね!
大学院の生活はどうでしたか?

大学院では、学部時代よりも授業数が減って、
その代わり自分の研究の計画を立てたり、
データを解析する時間が増えます。
それに加えて僕は、
公立の中学校のサッカー部に、外部コーチとして指導
に行っていました!

筑波大学の方針として、
研究だけではなく、
実際の指導もした方がいいということで、
部活動の指導を通して経験を積むことを大切にしました。

素晴らしい姿勢ですね!
都甲さん研究は、学部生・院生それぞれどんな感じだったんですか?

学部の研究では、
座位行動(良くない座り過ぎ)と腎機能の関係」を調べる研究をしました。
そこでは、座り過ぎは腎機能の悪化につながっているという結論を得ました。

大学院の研究では、
有酸素性運動と腎の血管と脳の血管の関連性を調べるという研究をしました。
マラソンなどの強度が高い一過性の運動は腎機能に悪いという論文もあるので
一概に良いとは言い切れませんが、
一般的には、有酸素運動は腎機能に良いという結果が得られています。

大学院の研究室は、教授で選びました。
授業がおもしろく、人間的にも尊敬できる教授だったことが
研究室を選ぶ理由になりました。

5. これからの進路は?他の学部生はどう?

これからの進路についてはどう考えていますか?

今後は、高校の先生として、
「この先生の授業おもしろいな」と思ってもらえるような先生を目指したいです。

筑波大学では、普通は附属の高校の教育実習にいくのですが、
成績優秀な生徒は、母校など、自分のいきたい高校に教育実習にいけるというルールがある
ので、それをモチベーションに勉強を頑張りました☺️
結局母校に教育実習にいったのですが、そこでの経験は価値のあるものになりました。

私も学生時代は教育実習に行きましたが、そこで教師像などができたりしますよね!
筑波大学は、周りの生徒のレベル的には、どんな学生がいましたか?

筑波大学では、文武ともにレベルの高い学生が集まっていると思います。
友人では、学生時代から起業して、今も会社をやっている人がいたり、
サッカー部の同期も6人プロにいきましたし、
一般企業にいった友人も、レベルの高い学生が多くいました。

僕自身、ずっと宮崎県の田舎で育ってきたので、
大学での出会いは、自分の視野が大きく広げてくれました!

6. 高校生に向けてメッセージ

すごい人とたくさん出会いますよね!
大学生活を通して、
高校生に向けて、大学生活でのアドバイスや伝えたいことはありますか?

大きく2つあります。

1つ目は、
授業を一生懸命聞いてほしい」です!
大学では、その道のプロの方が授業をしてくださるので、
今思えば、「もう一回受けたい」と思える授業がたくさんあります。
大学生活で高校生活と大きく変わる事は、
「怒ってくれる人がいなくなる」ことです。
授業中スマホをずっと触ってても、誰も注意する人がいない。
そんな環境なので、自分から積極的に授業を受けたり、
質問に行くような姿勢を大切にしてほしいです。

そうですよね〜。
その時は楽な方に流されてしまいますが、
あとで振り返れば、絶対にちゃんと受けた方がいいですよね。
2つ目は何ですか?

伝えたいことの2つ目は、
早いうちから、進路について考える時間を取ってほしい」ということです。

僕自身、今は学校の先生という目標が定まっていますが、
大学生活の中では、進路で迷っていました。
そんな中で助けになるのは、
大人の方の言葉や、大人の方との出会い」だと思います。
僕も迷った時に、一般企業に進まれた部活のOBの方の話を聞くなどして、
進路について考えるきっかけを得ていました。
早い段階から、大人の方と積極的に話す機会をもつことが
とても大事だと思います!

まとめ&感想

ここまで読んでくださってありがとうございました!
「体育学専攻=体育の先生」 みたいな勝手なイメージがあったのですが、
実際は「進路」にしても「研究」にしても
限られた選択肢しかない訳ではなく、
「体育系からの視点で、社会に貢献する」という点で
数多くの道があることを学べました!

「進路」では、体育関係の活動(部活動やそのコーチング経験)を通して培った「人間性」が評価されて、
体育系に関わらず、金融関係やその他一般企業、営業職など、多様な選択肢が取れるみたいですね!
確かに、「部活動をやり切った学生は、就職の際も引くあまたである」という話をよく耳にしますが、
そのスポーツを通じて得たコミュニケーション能力、リーダーシップなどは大きな武器になるようですね!
大学院まで部活動を貫いた都甲さんが言うので間違いないですね!
高校生活においても、勉強はもちろん、部活動や学外活動に励むことが、
その子の人としての魅力を大いに伸ばしてくれる気がします!
都甲さんがおっしゃっていたように、勉強も含めた「自分が熱中できるもの」を見つけて
ところんやり抜く人は、社会でも通用すると思います!

「研究」では、都甲さんの場合、
「運動が大切だ!」という考えを伝えるため、
「その説得の根拠として研究がある」
という考え方をされていて、とても感銘を受けました!
大学での研究も、ただ卒業するためになんとなく取り組むのではなく、
「自分の成し遂げたいこと」「自分が社会に伝えたいメッセージ」のための説得材料
として、科学的な「研究」が必要だ
と考えれば、研究する意義と、やる気が増す気がしました!

フルでインタビューを視聴したい方はこちらの『限定公開』をご覧ください!
ラジオがわりに聞き流すのもオススメです!

こういった形で、白谷塾オンライン教室では、
生徒から出た「こんな話が聞きたい!」「こんな進路で悩んでいる!」
という要望、悩みに対して
「実際にその進路の先にいる大学生に語ってもらう」
ことで解決する
という活動を毎週おこなっています!!
保護者として、また私たち講師としても、
実際に子どもが行きたい進路を選んでいない場合は、
なかなか答えることが難しかったりします。
そこで、大学で専門的に学ばれている先輩のお話を聞くことは
おおきな価値になっています!
今後もこの活動をがんばっていきますので、
また記事をご覧になられてください!


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