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共通テストの英語が時間内に終わらない人のための「速読英熟語」の正しい使い方
英語の長文を速く正確に読みたい方へ

共通テストの英語で時間が足りなくなる原因は、大半が「読む速度」そのものにあります。どれだけ解き方を工夫しても、全文を読み切る速度が遅ければ最後まで辿り着けません。この記事では、共通テストのリーディング・リスニング満点や1年での医学部合格を叶えた先輩たちが実際に使っていた「速読英熟語」の正しい使い方を解説します。
熟語の暗記本として使うと、効果が半分になる

速読英熟語は、熟語の暗記本として紹介している塾や予備校も多い教材です。ですが、英文を無視して熟語だけを覚えるような使い方をすると、その意味が薄れてしまいます。熟語は量が多いため、1周目で完璧に覚える必要はありません。長文の中でどう使われているかとセットで頭に入れ、解釈できるようになることの方が大切です。何周も読んでいくうちに、自然と覚えていきます。

大事なのは、熟語の暗記本としてではなく、音読とシャドウイングによって英語を読む速度そのものを引き上げていくという考え方です。
2024年2月、中身がフルモデルチェンジ

速読英熟語はZ会が発行する教材で、2024年2月に大きく改定されました。
- CDが不要になり、誌面のQRコードからスマホで音声再生できる
- ナチュラルスピード・ハイスピードの2種類の音声から選べ、再生速度も自由に調整できる
- 男女2人の音声で読まれるため、共通テストの会話形式リスニングにも慣れやすい
- 長文が70本に増量、書き下ろしオリジナルで4コマの英会話も収録
- 1長文あたりの語数が255語前後に統一され、旧版にあった別冊の例文集は廃止して全て長文に収録

難易度は共通テストと同程度の基準で、意外と見落としがちなマイナーな熟語もしっかり網羅されています。長文のテーマも、遅刻をしないためにはという定番のものから、ギャップターム、電子書籍と紙の書籍、仮眠の効果、プラスチックごみによる海洋汚染といった今のトレンドを反映した内容まで幅広く扱われており、共通テストや難関大2次試験の長文と重なる作り方がされています。

医学部合格者たちが実際にやっていた使い方
2人とも、この1冊以外に普段の英語の勉強はほとんどしていなかったというほど、正しく使えばそれだけの力を持つ教材です。
速読力を伸ばす4つのステップ

- 内容を理解しながら音読する カタカナ読みにならないよう英語らしい発音を意識しつつ、内容が理解できるギリギリの速さで読む。理解が伴わない音読は意味がない。
- 分からない部分を確認する できるだけ日本語訳を見ずに熟語・構文を確認し、もう一度読み直して100%内容を理解する。慣れるまでは1テーマ15分ほどが目安。
- 速く音読する 内容が頭に入った状態で、今度はスピードを上げて読む。内容理解を保ったまま速く読めるかを確認する練習。2〜5回ほど繰り返す。
- 音声に合わせてシャドウイングする 自分の読み方でも速く読めるようになってから、CD音声を聞きながら追いかけて発音する。音声より遅れて発音するのが正しい状態で、聞こえてくる音のまま真似ることが大切。
なぜこの方法で「英語を英語のまま」読めるようになるのか
英語を読みながら意味を理解できる状態というのは、日本語に訳さずに前から意味を掴んでいる状態です。簡単な英文であれば、多くの人はいちいち日本語に訳さずに理解できています。それは、その表現が自分にとって「当たり前」になっているからです。
音読とシャドウイングを繰り返すことで、この教材に出てくる熟語や英文の並びが自分にとっての当たり前になっていきます。その結果、日本語に訳す一手間がなくなり、共通テストの時間不足の解消やリスニング力の向上に直結します。
1周やって終わりではなく、ルーティンとして毎日続けることが重要です。慣れないうちは1テーマ40分ほどかかっても、繰り返すうちに15分、10分と短縮され、2周目以降は1日に複数テーマ進められるようになります。

今日から実践してほしい3つのこと
白谷塾オンライン教室 受験サポートチーム